昼の長さは一定のペースでは変わりません。3月と9月の分点(春分・秋分)のころに最も速く変わり、中緯度から高緯度では1日に数分ずつ変化します。6月と12月の至点(夏至・冬至)が近づくと変化は1日数秒まで鈍り、やがて向きが逆になります。1日あたりの変化の大きさは、主に赤道からどれだけ離れているかで決まります。

住んでいる場所で昼の長さはどれくらい速く変わるか

次の表は、2026年の5つの場所について、日の出から日の入りまでの時間と、前日からの変化を示したものです。値は一般的な日の出・日の入りの定義(開けた地平線上で太陽の上端が見える時刻。大気差を考慮)で計算しています。

場所1日の変化(3月20日)昼の長さ(6月21日)昼の長さ(12月21日)
キト(南緯0.2°)約1秒12時間7分12時間8分
ニューヨーク(北緯40.7°)+2分43秒15時間6分9時間15分
ベルリン(北緯52.5°)+4分7秒16時間50分7時間39分
エディンバラ(北緯56.0°)+4分41秒17時間36分6時間57分
フェアバンクス(北緯64.8°)+6分44秒21時間50分3時間41分

赤道付近では、昼の長さは1年を通してほとんど変わりません。フェアバンクスでは3月の昼が1日に7分近く伸び、1週間で約45分長くなります。9月下旬には同じ場所で同じくらいの速さで昼が短くなります。南半球では逆で、6月から12月にかけて昼が長くなります。

変化が一定でない理由

地球の自転軸は公転面に対して約23.4°傾いています。1年のあいだに、正午に太陽が真上に来る緯度は北回帰線まで北上し、南回帰線まで南下します。この動きは分点のころに最も速く、至点では止まるため、昼の長さの変化は直線ではなくなめらかな波を描きます。至点の近くでは、変化はわずか数秒です。ベルリンでは12月21日の昼は前日より9秒短く、その数日後には再び長くなり始めます。

日の出と日の入りは同時には動かない

昼が最も短い日は、日の入りが最も早い日ではありません。北半球の中緯度では、日の入りが最も早いのは12月上旬から中旬、日の出が最も遅いのは1月上旬です。12月は太陽の南中時刻が時計の上で遅くなっていくため、朝より先に夕方が長くなり始めます。仕事のあとの明るさで数えると、昼の長さ全体から想像するより早く変化に気づくはずです。

夏時間は時計を動かすだけで、太陽を動かすわけではありません。時刻の切り替えで日の入りが1時間ずれても、明るい時間が増えたわけではないので、本当の傾向は昼の長さ全体で比べましょう。

SolarWatchで自分の場所の数字を確かめる

  1. ダッシュボードに日光タイルを追加します。中サイズでは、今日の昼の長さが小さなグラフと過去7日間の変化とともに表示されます。
  2. 大サイズにすると、今日が昨日よりどれだけ長いか短いかを示す行が加わり、1年で最も長い日と短い日、そして今日がそれぞれとどれだけ離れているかもわかります。
  3. 年間概要をタップすると、選んだ場所の昼の長さと太陽の時刻が1年を通してどう変わるかを確認できます。
  4. 季節を追加すると、次の分点と至点、つまり変化の折り返し点の日付がわかります。
今日の昼の長さと最近の傾向を表示したSolarWatchの日光タイル
今日の昼の長さと最近の傾向を表示したSolarWatchの日光タイル

タイルはダッシュボードに表示している場所に合わせて変わるので、現在地だけでなく保存した都市も確認できます。別の日を見るには日付をタップするか、設定 → メイン画面でソーラーホイールを回して日付を変える操作をオンにします。

日照時間タイル · 年間概要 · 季節 · タイルを編集する

数字の活かし方

  • 折り返し点を待つ。 暗い冬がつらいなら、冬至のあとは最初は数秒ずつ、2月には1日数分ずつ昼が伸びていきます。
  • 夕方の予定を立てる。 ランニングや自転車での帰宅、犬の散歩は、12月より10月のほうが早く暗くなる時間帯にかかっていきます。1日単位ではなく1週間単位の変化で比べましょう。
  • 2つの場所を比べる。 引っ越し先や旅行先の都市を保存して、年間概要を自宅と比べてみましょう。差が最も大きいのは冬です。

NOAAの太陽計算機の解説には、多くの日の長さの表で使われている日の出・日の入りの計算方法が説明されています。